はじめに
もうすぐお正月!日本においては年に一度の大きなイベントですが、欧米では2日から会社や学校が始まることからわかるように、特に何か特別なことがあるわけではありません。外国の方には馴染みのない日本のお正月。今回は「お正月って何?」という外国の方に英語で紹介できるような単語をご紹介します。
目次
- 元日/大晦日
- 除夜の鐘
- 初詣
- おせち料理
- お雑煮
- 餅
- 凧
- 独楽(コマ)
1. 元日/大晦日
まずは基本的なところからで、元日(元旦とも言いますね)はNew Year’s Dayです。直訳すると「新しい年の日」ですね。そしてその前の日、大晦日はNew Year’s Eveと呼ばれます。これは「新しい年の前」という意味で、日本でもクリスマスイブはクリスマスの前の日として知られていますね。
ちなみに日本以外の国の大都市では年を越す際、大きな花火を打ち上げるのが恒例となっています。また、キリスト教圏の国ではクリスマスは家族と過ごす日、大晦日は恋人と過ごす日であったりと、日本とは逆のところが多いようです。
2. 除夜の鐘
初めて日本で年を越す外国人にとって、びっくりしてしまうのが除夜の鐘かもしれませんね。大晦日の夜から日付が変わる時間帯に108回鳴る除夜の鐘ですが、中国から伝来した習慣とも言われ、もちろんこれに相当する英単語はありません。
となるとなんと言えばいいのか悩んでしまいますが、一言で言ってしまうならばBells on New Year’s Eveでいいと思います。大晦日の鐘、ですね。もし「じゃあそれって何?」と詳しい説明を求めてくるようであれば、Buddhist temples ring their bells a total of 108 times to get rid of evil(お寺が悪いものを振り払うために鐘を108回鳴らします)、と言っておけばいいのではないでしょうか。
それ以上気になるようであれば…あとはご自分で調べてもらいましょう(笑)
3. 初詣
欧米にはやはり初詣のようなイベントはありません。英語で無理やり言うとなるとNew Year’s visit to a Shinto shrine(元日の神社への訪問)にでもなるでしょうか。
このように日本独自の文化を英語で説明する際には、どうしても一対一で対応する単語がないことが多々あります。そういった際、多くの英単語を知っていることはもちろん大切ですが、何よりも「それがいったい何なのか」といった、根本的なことを日本語で理解していることが大切になってきますね。
4. おせち料理
おせち料理も日本独自の文化です。お正月に食べる特別な料理ということで、Japanese traditional New Year’s dishes(日本の伝統的な新年の料理)、といった言い方がいいのではないかと思います。もちろん他にもFestive food for the New Year(新年のためのお祝い料理)や、シンプルにNew Year’s dishes(新年の料理)など、様々な言い方がありますので、自分の中で一番しっくりくるものを使うのがいいでしょう。
もちろん自分流に新しい言い方を考えてみるのも面白いかもしれませんね。
5. お雑煮
こちらもおせち料理同様、対応する料理名がありません。上で紹介したJapanese traditional New Year’s dishesの中に、ある意味混ざってしまっているような感じもします。
ですので、ここはもっと具体的に「お雑煮が何なのか」といった観点で英語にしてみた方がいいでしょう。お雑煮にも地方や家庭によって色々な種類があるので、基本的なお餅が入っている汁物でしたらsoup with rice cake(餅の入ったスープ)で問題ないかと思います。
6. 餅
お雑煮の欄でも出てきましたが、餅は英語でrice cakeです。ケーキ、という単語があまり日本人にはピンとこないかもしれませんが、元々rice cakeというのは米を原料に作られた加工食品全般を指す言葉のようです。なのでお煎餅も原料はお米なので、rice cakeの一種と言えます。
7. 凧
お正月の遊びといえば、やっぱり凧揚げは欠かせないでしょう。凧は海外にもあり、kiteという単語を学校で習った覚えがある人も多いのではないでしょうか。「凧を揚げる」は英語でfly a kiteです。
実はこの凧、世界中様々な国で遊ばれていたりします。凧揚げするだけでなく、世界の凧について調べてみるのも面白いかもしれませんよ。
8. 独楽(コマ)
お正月によく遊ばれるものとして、凧の他にコマもありますね。コマは英語でtopです。「コマを回す」はspin a top。
実はコマも以前は世界各地で遊ばれていました。しかし現在、欧米ではその姿を見ることはほとんどなく、日本のお土産としても人気のようです。
まとめ
お正月に関係する言葉をご紹介してきましたが、「あまりしっくりくる訳語がなかった」というのが率直な気持ちかもしれません。やはり文化が違えば言葉も違いますので、訳そうと思うと無理が出てきてしまう部分があるのはある程度仕方ないのではないでしょうか。そういう場合は「それがいったい何なのか」ということを丁寧に説明するのが一番でしょう。
日本に来る方は日本に興味がある方ばかりです。これを機により日本の文化により詳しくなってもらえると、こちらとしても嬉しいですよね。
eikaiwaNOWの先生と一緒にお正月について話してみるのも、新たな発見がありそうですね。ぜひ試して見てください!
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