はじめに
日本でも「食い倒れの街・大阪」「北の都・札幌」など、誰もが聞いたことがある都市の愛称がありますが、アメリカの都市にもあるんです!
私も渡米する前になんとなくは知っていましたが、きっと古臭い英語で使うことはないだろうと思いきや、ドラマやニュース、日常会話でも案外頻繁に使われていてびっくりしました。
ニュースメディアTHRILLISTの情報をベースにメジャーなアメリカ都市のニックネームをご紹介します。名前の由来と一緒に覚えるとそれぞれの都市の特徴も覚えられるので楽しいですよ!
The Big Apple: ニューヨーク
Sin City: ラスベガス
Windy City: シカゴ
Beantown: ボストン
Moter City: デトロイト
The Big Easy:ニューオリンズ
Frisco: サンフランシスコ
Magic City: マイアミ
City of Angels: ロサンゼルス
Tinsel Town: ハリウッド
Emerald City: シアトル
The Big D: ダラス
Space City: ヒューストン
Steel City: ピッツバーグ
Hotlanta: アトランタ
The Big Apple: ニューヨーク
BIG APPLEという言葉は、実はニューヨークが名付けられる遥か前から存在しました。語源には様々な説が存在しますが、ジャズマンがアメリカ北部の市のことをアップルと読んでいて、もっとも大きな年だったニューヨークをビッグアップルと呼び始めたという説や、1929年の大恐慌時代に街頭で失業者たちがリンゴ売りをした人が大儲けしてニューヨークの経済に大きな影響を及ぼしたからという説、1930年代に流行ったダンスの名前、アダムとイヴのリンゴからとか。とにかくたくさんあります。
Sin City: ラスベガス
直訳すると「罪の街」。罪といっても殺人とか詐欺とかではなくて、悪い、卑しい欲望を満たす場所といった意味合い。ラスベガスと言えば、カジノ、ストリップバー、そして結婚する前に開くバッチェラー・バチェロレッテパーティーをする場所として有名ですもんね。
What happens in Vegas, stays in Vegas(ベガスで起こったことは、ベガスでのこと)
という決まり文句もあるくらい。日本だったら歓楽街の歌舞伎町がSin Cityと呼ばれるべきでしょうね。
Windy City: シカゴ
直訳すると「風なびく街」。
「高層ビルが密集しているシカゴ都心部は風が強い」と私は学生の時に習いましたが、調べてみるとそれが理由ではないようです。シカゴの街に観光客を集めるPRで、ミシガン湖から吹いてくる風のおかげで夏が涼しいことをアピールするのにつけられたと言われています。
Beantown: ボストン
単純に、ボストンは豆(ビーン)をよく食べていたからみたいです。正確にいうと、植民地時代に、三角貿易(ラム酒とアフリカ奴隷、カリビアン植民地のサトウキビの貿易)でラム酒を輸出し栄えたボストンがラム酒の副産物であるモレス(糖蜜)でベイクトビーンズを作ったから。また、アイルランド移民が多いボストンは、Boston bakes beansという名物料理があります。
Moter City: デトロイト
これも単純に、自動車産業が盛んな街だからですね。Mo-Townという言い方もあるようです。
The Big Easy:ニューオリンズ
都市のニックネームの中では割と新しいThe Big Easy。70年代になってようやく定着した名前です。ニューオリンズはニューヨークと同じくジャズで有名ですが、Times-PicayuneのゴシップコラムニストBetty Guilaudがニューヨーク・ビッグアップルと比較するのに、ビッグイージーという名前を使ったと言われています。
Hollywood for Ugly People: ワシントンDC
「ブスのためのハリウッド」という直訳。なんともひどいニックネームですが、戦略家のPaul Begalaがオースティンのバーでテキサスピープルがいっているのを聞いて記事に使ったんだとか。テキサスの人怖いわ〜。
Frisco: サンフランシスコ
英語でいう時でもサンフランシスコって長いですからね。単に省略をした言い方です。ごくまでにですが、この言い方を軽蔑語として捉える人もいると聞きますが、今まで出会った若い世代は日常できに使っていました。(秋葉原をアキバというような感覚で)
Magic City: マイアミ
マイアミは、たったの110年(1986-2006)間で、1000人ほどだった人口を約550万人にまで急成長した、まるで魔法のような都市なのでマジックシティと名付けられたそうです。マイアミに19世紀直前なのに1000人しかいなかったなんて信じられないですが、う〜ん、マジック。
City of Angels: ロサンゼルス
スペイン語を知っている方なら言わなくてもわかるかもしれませんが、LOS ANGELESはスペイン語(los ángeles)でThe Angls(天使たち)なのでそのままです。レッチリの曲にも出てきます。他にもミュージカルのタイトルにもあるLa-La Landという別名もありますね。
Tinsel Town: ハリウッド
tinselというのは、ツリーとかパーティーの飾り付けに使うキラキラモールのことです。ハリウッド映画が撮影されて賑やかで派手なイメージがあるので、TInsel Townという名がついたそう。ただ、モールって一回使うとほろほろ崩れてくるような安っぽいイメージもあるので、そんなダークな面もうまく表しています。
私は、ロスにず〜っと住んでいましたが、実はこれ一度も聞いたことがありません。由来から若干ネガティブなニュアンスだから頻繁に使われないのでしょうか?
Emerald City: シアトル
一年を通して緑葉で溢れる都市だからエメラエルドシティと呼ばれています。実は多くのニックネームがあるシアトル。他にも、雨がよく降るからRain City、スタバでも有名な街ということでthe Coffee Capital of the World、航空機メーカーのボーイングがあるのでJet Cityなどなど。魅力溢れる街ですね〜いってみたい!
The Big D: ダラス
アラスカの次に大きな州テキサスにあるダラス。州民は大口を叩く気質があることで有名で、彼らの自慢話のことをTexas bragと言います。そんな州の中でも大きな都市であるダラスは頭文字をとってこのニックネームが付いています。
Space City: ヒューストン
あのNASAがある街だから、スペース(宇宙)シティと呼ばれています。
Steel City: ピッツバーグ
ピッツバーグは銅鉄生産を中心とした工業が盛んな街で、1800年代にAndrew CarnegieがCarnegie Steel Company(カーネギースチールカンパニー)を持ってきたのが始まりと言われています。スチールシティ、、、かっこいい名前ですね!
Hotlanta: アトランタ
とにかく、、、とにかく暑いアトランタ。1971年に人気だったHot 'Landaという歌で一気に広まったニックネームです。
最後に
他にも、いーーーっぱいニックネームはありますが、今回はメジャーなものをカバーしました。
旅行や留学する前にはせめてその周辺の都市くらいは覚えておきたいですね!