はじめに
アパレルのサービス業に携わっているみなさん、突然外国人のお客さんが来て、とっさの接客英会話に戸惑ったことありませんか。
「こう言いたいのに言えない・・・」ってとってももどかしいですよね。
前回、前々回と「ファーストフード店での接客英語19選」や「飲食販売店での接客英語24選」をご紹介しましたが、今回はアパレル関係(服屋さんや靴屋さんなど)での接客英会話の基本を見てみましょう。
目次
- お客さん来店
- 試着〜セールストーク
- お会計〜最後の挨拶
お客さま来店
まずは、お客さんが来店されたら「いらっしゃいませ」と声をかけた後で、様子を見ながら声をかけていきましょう。
1. いらっしゃいませ。
Hi/Hello, how are you doing?
今までの飲食店との違いは、いきなりMay I help you?とはあまり聞かない点です。
お店に入った途端に、店員さんが寄ってきて「何かお探しですか?」と話しかけられたら鬱陶しいと感じる人多いですよね。服屋さんや靴屋さんはフラッとウィンドウショッピングからお店に入ってくる人も多いので、とりあえずお客さんの様子を見ましょう。
2. 何かお探しですか?
May I help you find something?
お客さんが色々アイテムを見始めたら、声のかけどきです。もっとシンプルにMay I help you?でもいいですよね。
3. 何かありましたらお声がけください。
Please let me know if you need anything.
let me knowで「教えてね」という意味です。tell meと言いたくなりますが、tell meだと「伝えて欲しい」という気持ちが積極的すぎて少し相手を圧迫することもあるので、控えめかつ丁寧なlet me knowを使うといいでしょう。
試着〜セールストーク
4. ご試着されますか?
Would you like to try it/them on?
知っている方も多いと思いますが、try onで「試着する」の意味になります。アイテムが1つならit、2つ以上ならthemと使い分けられると更にGOODです。
5. どうぞご自由にご試着ください。
Please feel free to try it/them on.
feel free to〜は「ご自由に〜してね」の意味で、日常会話でよく使われますので覚えておいてくださいね。
6. 試着室はあちらにあります。
The fitting room is over there.
試着室は、fitting roomの他にも、changing roomと言うこともあります。
7. 靴を脱いでおあがりください。
Please take off your shoes before entering the fitting room.
英会話云々の前に、文化の違いとして欧米では靴を脱ぐ習慣があまりないので、悪気は全くなくて土足のまま試着室に上がる方が多いと思うので、是非こう教えてあげてくださいね。
<試着室内のお客さんに声をかける>
8. いかがですか?(大丈夫ですか?)
Is everything ok?
<試着室から出てきたお客さんに声をかける>
9. いかがですか?
How do you like it?
直訳すると「どんな風に好きですか?」ですが、これで「いかがですか?」と尋ねていることになります。
ここでお客さんが、サイズや色違いについて色々質問されるかもしれないので、きちんと対応できるようになっておきましょう。
10.
お客さん:これ、ちょっと小さい(きつい)んですけど。
あなた:1サイズ上があるかどうかチェックしてきますね。
customer: I think this is too small/tight for me.
you: Let me check if we have one size bigger.
Let me ~「〜しますね」というフレーズはとてもよく使われますので、是非覚えて使いこなせるようになってくださいね。
11. 申し訳ありませんが、このサイズしか残っていません。
I'm sorry, but this is the only size we have left.
12. 色違いもありますよ。
We have this in different colours.
もっと具体的に「これの黒色もありますよ」なんて言いたい場合には、We have this in black, too.というようにin + 色で表現します。
13. 他のサイズ/色もご試着してみますか?
Would you like to try a different size/colour?
differentの代わりにanother「別の」でもOKです。
14. お似合いですよ。
That looks good on you.
goodの代わりに、great, pretty, beautiful, gorgeousなどなど、他の褒め言葉に置き換えるとバリエーションが増えますね。
15.
お客さん:ここの部分、変じゃないですか?
あなた:変じゃないですよ。そういうデザインなんです。
customer: Doesn't this part look a little strange?
you: No, it's the design, so it's supposed to look like that.
このお客さんの質問、実は筆者が個人的によく店員さんに聞いてしまう質問の1つです。今年の流行りのデザインに疎かったりすると、「なんか自分の着方が間違ってる?裁縫がおかしい?」とか思ってしまい、店員さんに確認してくる人もいるかと思います。そんな時にはこうやって笑顔で答えてあげましょう。
16. 以上でよろしいですか?
Will that be all? / Will that be everything?
17. 他にも何か見られますか?
Would you like to look around a little more?
18. レジはあちらです。
The cashier is over there.
cashierは「キャッシャー」ではなく、「キャシアー」みたいな発音ですのでご注意を。
お会計〜最後の挨拶
19. 合計X円になります。
That will be X yen.
20. ご自宅用ですか?プレゼント用ですか?
Is this for your personal use? or for gift?
personal use=個人的な使用の意味から、「自宅用」となります。
21. 袋を1つにおまとめしましょうか?
Would you like to put everything in a big bag?
これ、お客さん側からするとなかなか言い出しにくいこともあり、聞いてもらえるととても嬉しいですよね。
22. こちら、万が一返品・交換される場合には2週間以内にレシートと商品をお持ちください。
In case you'd like to return or exchange it, please bring the item and receipt back within 2 weeks.
23. こちら、セール品につき返品・交換できませんのでご了承ください。
Please understand this cannot be returned or exchanged because it's on sale.
24. 当店のポイントカードはお持ちですか。
Do you have our point card?
25. 現金かクレジットカードどちらでお支払いになりますか?
Are you paying by cash or credit card?
26. こちらに(クレジットカードの)暗証番号を入力してください。
Please enter your PIN.
最近聞くようになったPINコードとは、Personal Identification Numberの略で、暗証番号も指します。
27. こちらにサイン(署名)をお願いします。
Please sign here.
28. こちらがレシートです。
Here is your receipt.
あとは、他の接客用語と同じ、
Thank you very much!
に加えて、下記のような一言を添えてお見送りしましょう。
29. よい1日を。
Have a good day
30. またのお越しをお待ちしております。
Hope to see you again.
最後に・・・
いかがでしたか。
今回はアパレル関係での接客英語をご紹介しました。お客さんの来店時と最後の会計時のところは飲食店での接客英語と似ていますが、セールストークなどは全く違ってきますよね。
しかし、聞かれることはほぼ同じだと思うので、基本をマスターしていつでもスムーズな会話ができるようにしておきたいですね。
eikaiwaNOWの先生にもお客さん役になってもらったりして是非いろんなシチュエーションで試してみてくださいね!