ネイティブはどう答える?英語で褒められた時の返事をマスターしよう
はじめに
褒められるってとても嬉しいことですよね。でも、英語で褒められた時にうまく返事できていますか?
完全に受け入れたら自惚れた感じに聞こえちゃうかもしれないし、逆に謙遜して否定したら失礼かもしれないし。どう答えたらいいか、迷いますよね。
そもそも、欧米人は知らない人に話すきっかけに「外見や身につけているものを褒める」という技を使います。そんな時は、褒められたものに関して説明したりして仲良くなっちゃいましょう!褒められた時に日本人は謙遜することが多いと思いますが、欧米人はまずありがとうと感謝することがとても多いし、逆に好印象に聞こえたりもします。
今回は、英語で褒められた時の返事を、①感謝する②褒めかえす③謙遜する、の3パターンに分けて便利なフレーズをご紹介します。
1. 感謝する
2. 褒めかえす
3. 謙遜する
褒められた時の好ましくない答え方
英語で褒められた時の返事の仕方
1. 感謝する
Thank you. That's very kind of you to say!
ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいです。
直訳すると、「あなたがそう言うことは、とても思いやりのあることです。」となりますが、日本語でこんな風に言ったらかなり上から目線なので、「そう言ってもらえて嬉しです。」と訳しています。英語だと決して上から目線には聞こえません。
<例文>
Michael: I love your stage costume last night.
マイケル:昨晩のステージ衣装よかったよ。
Janet: Thanks. That's very kind of you to say.
ジャネット:ありがとう。嬉しいわ。
Thank you. It means a lot to me.
ありがとう。あなたにそう言ってもらえて嬉しいです。
直訳すると、「(褒めてもらえたことが)自分にとって重要な意味をもつ。」と言う意味になります。
<例文>
Michael: Wow. Your curry is amazing!
マイケル:ワォ。君のカレー最高に美味しい!
Janet: Thank you! It means a lot to me to hear that from you.
ジャネット:ありがとう。あなたからそんな風に言ってもらえて嬉しいわ。
Thank you. I'm flattered!
ありがとう。光栄です。
flatterは、「お世辞を言う」という意味もありますが、ここでは「(人を)嬉しがらせる」という意味で使われています。
<例文>
Janet: You look stunning with that shiny jacket.
ジャネット:そのキラキラのジャケット最高に似合ってるわ。
Michael: Thank you. I'm very much flattered.
マイケル:ありがとう。褒めすぎだよ。
Janet: Your performance always amaze the crowd.
ジャネット;あなたのパフォーマンスはいつだって観客を魅了するわね。
Michael: Thank you. I'm flattered to hear that.
マイケル; ありがとう。そう聞けて光栄だよ。
他にも・・・
Thank you. I appreciate it.
ありがとう。感謝します。
Thank you. I'm glad to hear that.
ありがとう。そう聞けて嬉しいです。
Thank you for your compliment.
お褒めに預かり感謝いたします。(かしこまった言い回し)
2. 褒めかえす
Thank you. I like your ... too!
ありがとう。あなたの〜も素敵です。
外見や身につけているものなどを褒められた時に、このフレーズをよく使います。相手の身につけているものの中で目立つものや気に入ったところをポイントアウトして褒め返します。
<例文>
Michael: Your shirt is really cool!
マイケル;君のシャツかっこいいね。
Janet: Thanks, Michael. I love your shirt too.
ジャネット:ありがとうマイケル。あなたのシャツも素敵じゃない。
Thank you. You too!
ありがとう。君もね。
お互いに頑張ったシチュエーションで褒められた時に使えるフレーズ。もっとカジュアルな言い方だと、Right back at you!「そのまま君に返すよ!」というのもあります。
<例文>
Michael: That was a great game. Good job out there.
マイケル:いい試合だったね。よく頑張ったよ。
Janet: Thank you. Right back at you!
ジャネット;ありがとう。あなたもね!
3. 謙遜する
欧米人だって謙遜する文化はあります。ただ、謙遜の仕方で日本と少し違うのは、褒められた時に完全否定をあまりせずにポジティブなニュアンスで表現するところ。喜んで欲しくて褒めているのに完全否定をされたら、気持ちがよくはないですよね。
I'm still learning.
まだ勉強中です。
<例文>
Michael: I didn't know you can paint. I loved your painting on the wall.
マイケル:君が絵が得意なんて知らなかったよ。壁に飾ってある君の書いた絵好きだよ。
Janet: Thank you, but I'm still learning.
ジャネット;ありがとう。でもまだまだ勉強中よ。
他にも…
I still have a lot to learn.
まだ学ぶべきことがたくさんだよ。
Thank you but that's not true.
ありがとう、でもそんなことないです。
I'm just lucky.
運が良いだけだよ。
褒められた時の好ましくない答え方
日本語でも同じことですが、明らかに自惚れに聞こえる答え方や否定しすぎてきつく聞こえる言い方がありますので覚えておきましょう。
NGパターン1:そうでしょうね。
Micheal: You look great in that dress.
マイケル:君はそのドレスがとても似合うね。
Janet: Oh thanks. I know.
ジャネット:あーありがとう。知ってる。
洋画に出てくる性格の悪い美女が褒められた時に吐き捨てるようなセリフです。いくら自信があったとしても、この言い方はやめたほうがいいですね。
NGパターン2:たいしたものではありませんが…
Michael: Thank you for your wonderful dinner. We had a great time.
マイケル:素晴らしいディナーを作ってくれてありがとう。とてもいい時間を過ごせたよ。
Janet: No. I'm such a bad cook. Sorry for my horrible dinner.
ジャネット:いや、私は料理が下手なのよ。ひどいディナーでごめんね。
日本なら全然アリの答え方だとは思いますが、欧米では若干引かれますので謙遜のしすぎは控えた方がベターです。
最後に
褒められた時の答え方のNG例で書いたように、欧米人、特にアメリカ人に対して謙遜しすぎると引かれます。謙遜する気持ちは決して悪いことではありませんが、「褒めてもらえて嬉しい」という気持ちを伝えることにフォーカスして返事をするようにすると、褒めた側も気持ちがいいものです。
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