はじめに
あなたは海外旅行中などに、Excuse meとI'm sorryどちらを使うか迷ったことはありませんか?
なんとなくExcuse meが「すみません」、I'm sorryが「ごめんなさい」だと思っている方も多いのではないでしょうか。
日本人には使い分けがややこしく感じるこの2つのフレーズ、ここで違いをはっきりさせちゃいましょう。
目次
Excuse meを使うシチュエーション
I'm sorryを使うシチュエーション
Thank youも忘れずに
Excuse meを使うシチュエーション
そもそもexcuseとは「容赦する、許す、勘弁する」という意味なので、Excuse meは「(私を)ご容赦ください」という相手に許しや許可を求めるフレーズです。
では、実際にどういう時に使えばいいのでしょうか。
1. 人に話しかける時、何かをお願いする時
Excuse me, where is the restroom/lavatory?
(お店などで)すみません、お手洗いはどこですか?
Excuse me, but isn't this your umbrella?
(落とし主らしき人に)すみませんが、この傘違いますか?
Excuse me, can you take our order, please?
(レストランなどで)すみません、注文いいですか?
2. 会話を遮る時
Excuse me (for interrupting), but may I say something, too?
(邪魔して)すみませんが、私も一言よろしいですか?
3. 人の前を横切ったり、人混みをかき分けて進む時
Excuse me / us.
すみません(通らしてください)。
自分1人の時はme、2人以上の時はusを使います。
慣れないうちはなかなかExcuse usがとっさに出てこないんですけどね。。
4. 少し中座する時
Excuse me for a minute. I'll be right back.
ちょっと失礼します。すぐに戻ります。
5. 人前でくしゃみや咳などをしてしまった時
Ah, excuse me..
おっと、すみませんでした。
くしゃみ、咳、げっぷやおならなど、人前でのマナーとして「すみません」という感覚は日本とほぼ同じです。
6. 相手の発言が信じられない時
Excuse me? I can't believe you've said like that.
何だって?! あなたがそんな風に言うなんて信じられない。
I'm sorryを使うシチュエーション
I'm sorry.は「ごめんなさい、すみません」などと謝罪するフレーズで、もう少しカジュアルにSorryだけで使われることも多々あります。
1. 自分の非について謝る時
自分の非を認めて相手に申し訳なく思うことから「ごめんなさい」のニュアンスになります。
I'm sorry for being so late. / I'm sorry I'm so late.
こんなに遅くなってしまってごめんなさい。
I'm sorry I made you feel uncomfortable.
不快な気持ちにさせてしまってごめんなさい。
2. 「ご迷惑(お手数)をおかけしますが」を付け加えたい時
I'm sorry to bother you, but may I ask you some questions?
(お忙しいところ)ご迷惑おかけしますが、質問してもよろしいですか?
I'm sorry to trouble you, but could you get the same one for me?
お手数かけて申し訳ないですが、私にも同じものを買ってきていただけませんか?
3. 相手を気の毒・残念に思う時
I'm sorry to hear that.
それを聞いてとても残念に思います。
I'm so sorry for her.
彼女のことをとても気の毒に思います。
たとえばこんな会話の流れで・・・
A: I'm so depressed... I lost my job.
すごく落ち込んでるんだ、、仕事をなくしちゃって。
B: Oh, no... I'm sorry (for you)...
え〜、そんな。。それはお気の毒に、、
となるわけですが、I'm sorryで「お気の毒、かわいそうに思う、同情する」の意味を知らなくて「ごめんなさい」だと取り違えてしまうと、「えっ!なんであなたがあやまるの?もしやあなたのせい?」なんて完全な濡れ衣を着せられてしまうこともあるかもしれないのです。
日本人にはなかなかわかりにくい表現ですが、日常的にもよく使われますので、相手に同情する時、一緒に悲しむ時はI'm sorryを自然に使えるようになるといいですね。
Thank youも忘れずに!
日本人の文化・習慣の一つで、自分に非がなくてもやたらと謝ってしまう傾向がありますが、英語の時には何かやってもらって感謝の時には、意識的にThank youを使うように心がけましょう。
たとえば、この例・・・
A: I can do that for you.
それ、やってあげるよ。
B: Oh, thank you!
あ、ありがとう!
日本だと、Bさんのところで「あ、(やってもらっちゃって)ごめんね」と言ってしまう人も多いと思いますが、あらためて考えてみるとBさんに非はなく、相手の行動に感謝をしたいだけなので、やはりThank youですよね。
最後に
いかがでしたか?
かなり紛らわしいところもありますが、なんとなく違いがわかっていただけたでしょうか。
Excuse meは謝りながらもあまり悪いと思っていない(咳、くしゃみや相手の前を横切るなど)ことが多く、I'm sorryの方は自分に非があって「ごめんなさい」とあやまる時や、相手を気の毒に思う、同情する気持ち、ここをおさえておきましょう。
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