実体験!私がアメリカに住んで驚いたことTOP5
はじめに
こちらのブログを読んでいただいている方の中には、アメリカが大好き!いつかは住んでみたい!と思っている方も結構いるのではないでしょうか。しかし旅行で行くのと実際に住んでみるのは大違い!筆者が実際に経験した、アメリカに住んで驚いたことをご紹介します。
旅行前には、アメリカに行く前に知っておきたいマナーとルールを読んでおくと安心。是非参考にしてください。
目次
1. いろいろな単位が違う
2. 当たり前の食材が売っていない
3. 移動は基本クルマのみ
4. ピザを食べる回数が多い
5. 実はアメリカ人も困るチップ
1. 長さや重さなど、単位が世界標準と違う!
世界を牽引する先進国のアメリカですが、実はとっても困るのが使われている単位だったりします。日本人なら長さはメートル、重さはグラム、温度は摂氏〜度など、身近な存在ですよね。私たちが使っている単位は世界標準のものが多く、世界中で使われています。
しかし!アメリカでは何もかもが違うんです。メジャーなものを一覧にまとめてみました。
<アメリカでよく使われている単位一覧>
長さ:インチ、フィート、マイルなど
重さ:オンス、ポンドなど
温度:華氏
液体の容量:オンス、ガロンなど
マイルや華氏など、聞いたことがある単位もあるかと思いますが、「10マイルってどれぐらいの距離?」と聞かれてもすぐにわからない日本人がほとんどでしょう。幸い今はスマートフォンが普及しているので、単位を自動で計算するアプリなどを入れておけばなんとかなりますが、それでもやはり瞬時にわからないのは不便です。
「明日の朝、32度だってさ」とアメリカ人の友達に言われてたら、思わず「暑い!」と反応してしまいそうですが、華氏32度は日本でいう摂氏0度なので、とても寒かったりします。これがすぐに感覚でわかるようになれば、あなたも立派な(?)アメリカ人かもしれません。
2. 日本ではどこでも売っているのに!は通用しない食料品店
アメリカにはチェーン店の巨大なスーパーが各地にあります。食べるものなら何でも扱っていて便利なスーパー。しかし日本人からすると「何でないの!?」と思うものや「何であるの!?」というものまで、実に様々です。
まず、「何でないの!?」と思ってしまうものの筆頭が薄切り肉。日本では安価で買えて使い勝手も良い薄切りの肉ですが、アメリカにはありません。野菜炒めを作るために、ステーキ用の肉を買ってちまちまと薄く切ったのはいい思い出です…。また、味噌も売っていません。味噌汁を作るのも大変なので、どうしても飲みたい人は日本からインスタント味噌汁を持っていった方がいいかもしれませんね。
逆に「何であるの!?」と驚くぐらい、アメリカで簡単に手にはいる日本の食材もあります。代表的なのが、豆腐。アメリカでは健康食品としてだけでなく、ベジタリアンが肉の代わりによく食べています。そして値段は日本の5倍以上します。また、もやしも購入できるスーパーが増えています。これも元々健康食品として普及し始めたようですね。また、ほとんどのスーパーにはアジア食料品コーナーがあるので、醤油は手に入りますし、カップ麺や焼きそば、日本で食べられるようなお米も購入できます。
アジア人が多く住む地域は、アジアの食料品だけを扱うスーパーがあるので、そこにいけば大体必要なものはなんでも手に入ります。少し遠出して、調味料や薄切り肉など、たくさん買いだめする日本人も多いようです。
3. 東京に慣れている人にはつらい?クルマなしでは生活できない場所がほとんど
最近は若者のクルマ離れと言われるほど、日本ではクルマが売れていないようです。事実、特に都心部での移動は電車で済んでしまいます。
しかしアメリカではそんなこと言っていられません。一部の大都市を除き、アメリカ国内では公共交通機関が十分と言えるほど発達している場所は少なく、街の中心部から少し離れただけで、クルマがないとどこにも行けないような状況になってしまいます。
幸いここ数年、配車サービスのUberやLyftが大普及したため、クルマを所有していなくても安価にどこにでも移動することが可能になりました。配車サービスは日本ではまだ普及していませんが、スマホ一つで近くを走るドライバーに乗せてもらえるサービスです。旅行者はもちろん、現地に住む人の足としてとてもメジャーな存在になっているようです。
4. アメリカ人はピザをよく食べるとはいうけれど
アメリカの食べ物というと、まずピザが頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか?自分もそんな先入観を持ってアメリカに行った一人ですが、実はこれ、事実です。
というのも、アメリカでは居酒屋に行くという習慣はなく、友達同士で集まって食べたり飲んだりしたい場合、誰かの家に集まってホームパーティをすることが多いのです。もちろん食べ物を持ち寄ったり、バーベキューをしたりするホームパーティーもありますが、手軽に多くの人が食べられるものを調達するとなると、役に立つのがピザのデリバリー。必然的に食べる頻度が多くなってしまうんですね。
そしてアメリカのピザはイタリアンピザと違い、生地がふっくらしていて少し甘め。どんどん食が進んでしまう味付けになっています。これにコーラがあれば最高…と、そんな生活を頻繁にしていると、体重が増えるのは間違いありません。ご注意を!
5. 実はアメリカ人も困っているレストランのチップ事情
アメリカのレストランでは、ファストフード店を除き、原則的にチップがあります。接客してくれたウェイターやウェイトレスに渡すチップですが、この計算、実は若いアメリカ人からはなくなればいいのにという声がよく聞こえてくるほど、不評な文化だったりします。最近は自動でチップを計算してくれるためだけのアプリも出回っていて、若者に好評なんだとか。
面倒だとはいえ、やはり郷に入れば郷に従わなくてはなりません。およその金額は、ランチの際は金額の10%〜15%、ディナーでは15%〜20%ほどです。もちろん大変素晴らしいサービスだった場合はそれ以上払ってもいいですし、逆に不満がある場合は払わなくてもいいと言われてます。が、それでもやはり多少は払うというアメリカ人が多いようです。
また、上述のピザの宅配に対してもチップは発生します。金額の10%〜15%が妥当でしょう。日本には無い文化ですが、わざわざ自分のために届けてくれたんだ!と思えば、あまり抵抗なく支払えるのではないでしょうか。
まとめ
アメリカのある意味不便な部分を紹介してきましたが、6年ほど住んでいた筆者からすると、アメリカは住みやすい国だと思います。様々な人と文化が混ざり合ってできた国なので、今はまだ不便であっても、それをよくしていこうとしている人が必ずいる国でもあります。クルマを買うことができなかった人たちはUberの登場によって気軽に外出できるようになりましたし、アジア料理の浸透によって専門の食料品店もできてきました。
最初多少の不便は感じるかもしれませんが、それでもアメリカに住むチャンスがあったら、その場所でしか味わえない生活を目一杯楽しんでくださいね!