ネイティブっぽく話すコツを徹底教授!今すぐできる4つの英語練習方法
はじめに
日本語訛りの英語の直し方がわからなくて困っていますか?
「一ヶ月でネイティブ並みの発音にします」とか歌っている英会話教室がありますが、相当耳がいいかある程度英語に慣れている人じゃないと実は無理。あんなの信じちゃいけません!
日本に住んでいるとなかなか英語を話す機会がなので、日本語訛りの英語から脱出するのは難易度が高め。でも正しい練習法で「自分が」努力すれば、ネイティブみたいに英語を話すことができるんです!ただ、「自分で」というところがポイント。他の人に教えてもらうことは簡単だけど、自分の耳をネイティブの英語に慣らして、練習の回数をこなせるのはあなただけだからです。
今回は、ネイティブのように英語を話すために今すぐできる4つの練習方法を紹介します。
1 ネイティブ向けの素材を使って練習
2 つなぎ言葉のレパートリーを増やす
3 抑揚をつけて発音する
4 日本語にない発音をマスターする
ネイティブっぽく英語を話すための4つの練習法
1 ネイティブ向けの素材を使って練習
まず一番最初にあげたいのは、素材選び。ネイティブのような英語が話したいなら、ネイティブが聞く素材を選べって話です。
日本人向けに作られた英語教材って、めちゃくちゃ古かったり、不自然な言い回しが使われていたり、最悪ネイティブスピーカーじゃなかったりします。実際に、昔使っていた英語教材の付属CDがロシア訛りの英語だったのに、英語が話せるようになって気づいたのを覚えています。
じゃあ、ネイティブ向けの素材って何?
私がオススメしたいのは、
- ドラマシリーズ
- ニュース
- ポットキャストorラジオ
この三つ。どれも教材じゃないじゃない!とお思いかもしれませんが、生きた英語を学ぶなら生きた英語を聞いて覚えるのが一番です。
ドラマシリーズ:
まずはじめにあげたドラマシリーズは、30分前後の短編が多いので集中力が続くのと、自分が興味を持てる内容を選べるので一番オススメです。【随時更新】英語学習にオススメな2017年最新海外ドラマ10選では、面白くて英語も聞き取りやすいドラマと勉強方法をまとめているので、ぜひ参考にして見てください。
ニュース:
ニュースは少しレベルアップ。時事問題に興味がある人にオススメです。通常よりも早い英語ですが、はっきりと発音をするので聞き取りやすく、正しい単語やきちんとした言い回しを覚えられるので、英語を使うのがビジネスメインなのであれば少しスパルタですが良いでしょう。
CNNは、ウェブサイトから普通に見ることができますし、BCCはスカパーやHULUなどから見ることが可能。意外と簡単に見られるんです。スポーツが好きならESPNもスカパーで見られますよ!
ポットキャスト:
ポットキャスト、またはラジオは簡単に携帯で聞くことができるので、すでに使いこなしている人も多いかとは思いますが、とてもいい素材の一つです。選ぶチャンネルの内容にもよると思いますが、英語も日常会話が多いですし、自分の好きな内容の話で勉強ができます。
自分にあった素材を見つけて見ることからスタートですね!
2 つなぎ言葉のレパートリーを増やす
素材を見つけたら、その会話や話している内容から「つなぎことば」を覚えましょう。
uh huh/ like... / kind of.../ you know... / Honestly, / Actually, / The thing is... などなど、スラングから何からたくさんあるわけですが、自然の会話を聞く中でどんなシチュエーションで言っているのか、どういう意味合いで言っているのか、実はなんの意味もないのか、、、などがわかるようになってきます。
会話の間で、「えーっと」「だから、あれあれ」などが挟まらないだけでも、日本語訛りっぽさが抜けて、会話もスムーズに進みますよね。
3 抑揚をつけて発音する
抑揚は英語でイントネーションと言いますが、日本人が苦手なポイントの一つ。
まずそもそもイントネーションって何?という方に簡単に説明しますね。単語でアクセントがあるように、文にもアクセントをつけることができます。「声の上がり下がり」と言っても良いでしょう。単語のようにアクセントをつける場所が決まっているわけではありませんが、ナチュラルに聞こえる言い方のようなものが存在します。(アメリカ英語とブリティッシュ英語はかなり異なってきますので、好みの方でお勉強してくださいね。)
日本人が一番しがちなのは、全ての単語を強調してしまうカタカナ英語の発音。例えば、この文章を見てみましょう。
ネイティブの発音:I'm just going to my friend's house.
カタカナ英語の発音:I'm just going to my friend's house.
ネイティブ(アメリカ)が普通に下の文章を読むと、friend'sが高めに発音することが多いですが、カタカナ英語の発音だと、「アイム・ジャスト・ゴーイング・トゥ・マイ・フレンズ・ハウス」と全ての単語を区切ってはっきり強くいうことになるので、抑揚がつけられない、ということになります。
抑揚をつけられるようにするにはどうすればいいか?最適な練習方法はこちら
- シャドーイングをする
- やりすぎぐらいに話してみる
- 録音してきてみる
シャドーイングをする:
シャドーイングとはビデオや音声を復唱する練習方ですが、一番効果がある方法だと思っています。正しいイントネーションを繰り返し真似して体に叩き込む、と言ったところでしょうか。ダンスや楽器などの練習と同じで、体が覚えてくれるので、意識しなくても自然にできるようになるんです。
やりすぎぐらいに話してみる:
自分が、一体どこに抑揚をつけているのかがわからない場合に試してみてください。シャドーイングをする時や、単純に発音の練習をしている時、やりすぎぐらいに大げさに抑揚をつけることではっきりと見えてきます。
録音してきてみる:
普通に話してもよくわからないときは、録音して第三者の気持ちで聞いてみましょう。同じ文章を色々なイントネーションで話してどのように聞こえるか、どれが一番ネイティブに近いのか、どれが明るく聞こえて、どれが怒って聞こえるのかなどを聞き分けてみてください。
4 日本語にない発音をマスターする
英語には、日本人が生まれた時から今まで発音してこなかった音がたくさん存在します。具体的にいうと、日本語の母音はアイウエオの5音ですが、英語は12〜30音。子音はというと、日本語が14音で英語は24音あると言われています。そうなんです。断然英語の方が多いんですよ!だから難しくて当然なんです。
例えば、「あ」に極めて近い音が、英語では[æ][ʌ][a][ə]の四つがあります。(伸ばす「あー」って感じの長母音や二重、三重母音は省きます)
- [æ] = happy, black, cat, casual, act
「あ」の前に小さく「え」を加えた音。
- [ʌ] = cup, cut, love, fun, double
口は閉じ気味に、奥の方で「あ」と発音した音。
- [a] = father, hot, rock, top,
口を「お」の形にして、「あ」と発音した音。
- [ə] = about, observe, sofa, motion
この中で一番弱々しい「あ」の音。軽〜く口を開いて、かる〜く「あ」と発音した音。
母音の一番最初の音からいきなり4つかよ!って感じですが、まずはここからスタートです。慣れていない音を一つ一つ潰して覚えましょう。KonifarPodさんのブログでとても詳しくわかりやすく説明してあるので、こちらも参考になりそうです。
①で選んだネイティブ向けの素材を使ってシャドーイングするのがオススメです。
最後に
さて、ネイティブのように英語を話すための、自分にあった勉強方法が見つかりましたでしょうか?実践で特訓したいという方は、ぜひeikaiwaNOWの先生と会話を楽しみながら教わるのもいいかもしれません!