Keeping up with the Kardashiansスラングガイド:使える!?西海岸系スラング9選
はじめに
テレビやゴシップ雑誌で見ない日はないアメリカの超セレブファミリーKardashian一家をご存じですか?
2007年に始まったKeeping Up with the Kardashians (カーダシアン家のお騒がせセレブライフ)のは、お金の持ちの娘として有名になり数々のブランドの事業を持っているKim Kardashian や、今や超スーパーモデルとなったKendall & Kylie Jenner姉妹とその家族の私生活に密着したリアリティ番組ですよね。12シーズンも続いてきた超人気シリーズでこの大金持ちのセレブ一家の登場人物は大人気になり、彼女たちのファッションや言動、ライフそのものが全て常にフォローの対象となっています。
そんなセレブ家族は番組でも日常的に良くスラングを使いますが、多くはブラックカルチャーから来ているものの、その中でも彼女たちがテレビで発言してさらに若者を中心に広まっているスラングをまとめてみました。使いこなせたらネイティブ!?って思われるかもしれませんよ。
目次
1. Vacay
2. Delish
3. To die for
4. Fab
5. Bible
6. Turnt
7. Lit
8. On fleek
9. Snatched
1. Vacay
カーダシアン一家のセレブぶりを象徴する毎年恒例の家族旅行。カリブやギリシャ、タイなどの豪華リゾートで羽目を外すのがカーダシアン風バケーション。彼らはそのVacation のことをVacay と良く略して言います。
The next destination for our family vacay is Greece!
次の家族旅行はギリシャよ!
2. Delish
これも略語ですが、何が語源かわりますか?
Oh my God, this chicken is super delish!
なにこのチキン超おいしい!
Delicious (おいしい) の略語なんですね。また、スラングではないのですが、Kardashians姉妹が良く使う感激を表す似た意味の表現が次。
3. To die for
死ぬほどおいしい/素晴らしい/カッコいいという、これ以上にない心奪われる魅力があると表す表現です。
Oh my God, this chicken is to die for!
(上文と同じ)
That’s such an amazing dress. It’s to die for.
そのワンピース、死ぬほど素敵。
4. Fab
またまた略語です。
You look fab, sis.
超イケてんじゃん、姉さん。
FabはFabulous (素晴らしい・素敵)を短くした言い方です。単語を短くして使うことは良くありますが、上の3つが特にカーダシアン姉妹が良く使う単語です。ちなみに英単語を略して一般的に使うことが本当に良くありますが、その中でも良く聞くものをいくつか:
App (Application):アプリのこと。一般的に知られていますが、アプリケーションの略。
Legit (legitimate, legal):「正真正銘の」という意味。Legitimate:合法の俗語ですね。
Rehab (rehabilitation):主にドラッグやアルコール中毒のリハビリテーションのことを指します。
Veggie (vegetable):野菜。
Vibe (Vibration):日本語でも最近使われるようになった「バイブス」ですね。Vibration(振動)が語源ですが、流れてくる「音波」みたいな形のない雰囲気や気持ちなどを表します。
5. Bible
この単語は完全にカーダシアン一家が生み出したスラングのひとつです。聖書という意味ですが、彼女たちは何かを「本当だ」と断言したいときに「誓う!」という意味でBible使います。
I swear I did not tell her that, Bible!
私は絶対に彼女に言ってない!誓う!
Do you bible?
本当だって誓うのね?
というように、動詞としても使ったりします。Bibleをこのように使う人を見たことないので、これは確実にカーダシアン一家から生まれた表現ですね。
6. Turnt
もともとはturned up(上がっている)という表現が語源ようで、それが短くなったスラング。パーティなどのイベントで皆の熱気が高まっていて、楽しく盛り上がって“アゲアゲ”な雰囲気やムードを表す言葉です。
Man, Khloé's birthday party was so turnt last night!
マジで昨日のクロエの誕生日パーティは超最高だったよ!
7. Lit
Turnt と似た意味ですが、どうやら、Turnt が雰囲気を表す言葉に対して、Litはその場いる人の気持ちも表現されているようです。もともとは酔っぱらったりハイになっていたりする意味なのですが、何かわくわくすることが起こっていてハイになっているような気持ちになりとにかく楽しくてしょうがなくて、光(Light)のように輝いているからそのように言われるようになったそうです。興奮している参加者のマインドステータスを指す言葉ですが、そんな参加者がいるイベントの様子も表すことができるそう。
The club was lit last night!
昨夜のクラブはヤバかったよ!(※いい意味で!)←クラブとクラブにいた人たちのことを表していますね。
8. On fleek
見た目的にパーフェクトであったり、ちゃんとメンテナンスされていたり、とにかく完璧なステータスにいる表現。
Have you been working out? Your body is on fleek!
最近運動はじめた?パーフェクトボディーじゃん!
9. Snatched
体の一部や洋服などが魅力的でイケてる様子。かっこ良くてファッショナブルで怖いもの知らず。基本的にはOn fleek と似た意味です。
Don’t you think my outfit is snatched today?
今日の服、完璧じゃない?
おまけ
英語学習のヒント:
海外番組を見るときは日本語字幕にしないで、英語の字幕で見ることをおすすめします!完璧に意味がわからなくても、どんなフレーズをどんなニュアンスで使っているか目で見て、耳で聞けて、英語学習には一番効果的な方法ですよ!
さいごに
主にブラックカルチャーで生まれて主流になることが多いスラングですが,Kardashian姉妹も黒人と付き合っていたり結婚しているためこういうスラングが使うことが多いのかもしれませんね。テレビや音楽で良く耳にすることがあると思いますので知っていると英語の理解度が一気に広がります。
これらのスラングは日本で言う女子高生言葉といったところでしょうか・・
あくまでもオフィシャルな場では使わず、親しい友達同士、主に若い女性が使うスラングなのでご使用には注意くださいね! 残念ながら12シーズンで打ち切りになりそうなKeeping Up With The Kardashians… はちゃめちゃな私生活とゴージャスなセレブライフ、そしてファッションも楽しめる番組であることは間違いないですし、使っている英語も西海岸の英語でわかりやすく、アメリカの文化、言葉を直で感じるには楽しいショーですので機会があれば見てみたらいかがでしょうか。きっとはまりますよ!